自分の人生をよく生きた「証」。あなたはどんな言葉を残しますか


 

 

 

 

自分の人生を生きた証。よく生きた証。
それは、愛する人の心に残った記憶であったり、
惜しんでくれる人であったり、健やかに育った子どもであったり。
最期の言葉が、「愛してる」というのも、そうではないでしょうか。

 

 

 

小林麻央さんが2017年6月22日、闘病生活の末に亡くなりました。
まさに、自分の人生をよく生きた方だったと思います。

 

 

 

わたしは、アナウンサー時代もフリーに転じてからも、
特にファンというわけではありませんでした。
それでも、2016年6月に乳がんを患っていることがわかり、
それからの言動をみるにつれ、素敵な人だなと思っていました。

 

 

 

あれだけ浮名を流し、尖った言動で注目された市川海老蔵氏と
2010年に結婚されました。
だんだんと問題視される言動が減り、顔つきも穏やかになっていく
海老蔵さんから、麻央さんの影響を感じたものです。

 

 

 

歌舞伎の名家へ嫁いでからは、しきたりとか人間関係で苦労も
されたのではないでしょうか。
わたしには計り知れない世界ですが、自身の仕事との両立も
大変だったのではないかと思います。

 

 

 

テレビでしか知りませんが、いつも明るく振舞っていましたね。
病気を公表されてからもそのスタンスは変わらずでした。

 

 

 

ただ、印象的だったのは、明るく元気なイメージの麻央さんが、
ブログで闘病中の心境を公表されていたこと。
抗がん剤治療のつらさ、気持ちの乱れ、死への恐怖とか。
2人の子どもたちへの心配と、夫への気持ちも。

 

 

 

感謝と愛情に溢れながら、時に「ごめんね」という表現もありました。
病気になったことには麻央さんの落ち度はまったくないのですが、
子どもの成長を見続けられない、母親が必要な時にそばにいられない、
家族と一緒に歳を重ねられない可能性がそう思わせたのでしょうか。

 

 

 

赤裸々ではなくても、つらさや恐怖といった自分の負の感情を、
公の場に文章として表すのは、勇気のいることだと思います。
でも、文章は残ります。これも、自分の人生の証ですよね。

 

 

 

文字にすることで整理できる部分もありますが、
自分の感情や将来の恐ろしい可能性を再認識してしまいます。
後で読み返して、つらい思いを繰り返し感じることもあるでしょう。
それでも、同じ病気の人に何か役立てば、と。

 

 

 

素敵な人だと思います。

 

 

 

海老蔵さんの会見では、最期の言葉は「愛してる」だったそうですね。
その言葉を残された海老蔵さん、とても苦しいと思います。
たくさんの想いがつまっていて、嬉しくて、寂しくて。
とても忘れられない言葉です。

 

 

 

一緒にいれて、一緒に生きられて幸せだった、とか。
もっと一緒に生きたかった、とか。
ありがとうもごめんねも、めいっぱい詰まっているように思います。
そして、そう生きられた自分を誇っているようにも思います。

 

 

 

そんな風に、自分の人生をよく生きられるように。誇れるように。
愛する人に愛してるってたくさん言って、最期にも言えるように。

 

 

 

自分の短い人生、大事に生きていきましょう。


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筆者:鳴海 研

化学メーカーにつとめる30代理系サラリーマン。
一人っ子として育てられたと思ったら実は違ったり、
借金で育てられたり家族が蒸発したり会社の先輩が失踪したり、
色々経験する中で辿り着いた、本当に生きたい人生とは。
あなたはどんな未来を実現したい?そんなことを書いています。

⇒鳴海研ってどんなやつ?

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