この世に「わたし」を打ち立てる、ただ一つのプロセス


 

まずは型を守って、先人の技量、知恵、考え方を身に着ける。

 

 

 

身に着けた型を自らと照らし合わせて研鑽し、
自分らしい型を作り上げ、既存の型を破る。

 

 

 

身に着けた型、自ら作り上げた型、そして自らを深く理解し、
最終的には型から離れて自在になる。

 

 

 

茶道とか武道でよく言われる「守破離」ですね。
個人のスキルの上達レベルを表すので、仕事やスポーツでも使われます。
守で一人前、破で1.5人前、離で初めて第一人者、とも言われます。
新入社員、ベテラン、経営者(あるいは企業家)とも。

 

 

 

日本の将棋界に新たなスターが誕生しました。
齢14にして、不動の王者である羽生善治三冠に勝利した、藤井聡太四段。
非公式戦ですが、まぎれもない日本棋界の巨人を制した姿は、
中学生らしい照れを含みながらも堂々としていました。

 

 

 

わたしは将棋に明るくないため、対戦内容や一手一手のよしあしは
語れませんが、羽生さんの名前は子供のころから幾度となく耳に目に
してきました。

 

 

 

30年以上第一線で活躍し、七冠独占までしましたし、
漫画やドラマにもなっています。
近年ではレベルアップ著しいAI将棋のご意見番にもなっていますね。
現役の中では間違いなく最強の一人でしょう。

 

 

 

将棋も勝敗のあるゲーム、誰しも勝ったり負けたりします。
仮に藤井さんと羽生さんが10戦やれば、結果は違うのかもしれません。
羽生さんのライバルと言われた村山聖さんがもしまだ生きていたとして、
きっと二人の勝敗も、誰も予想ができないものなのでしょう。

 

 

 

同じ条件、同じルールのもと、若手が巨人に勝つということ。
違う時代、違う「守破離」を歩んできた二人が勝敗を決するということ。
どちらも意味深いと思います。

 

 

 

きっと藤井さんは、この勝利を糧に、既に「離」を迎えた自分を
更に磨き、成長していくのでしょう。
きっと羽生さんは、この敗北を糧に、積み上げ練り上げた自分を
更に変化させ、磨いていくのでしょう。

 

 

 

今の結果、今の状況だけを見てしまえば、すごいとか、将来有望とか、
落ち目だとか、世代交代だとか、そんな言葉になるのでしょうが。
勝ちも負けも、変化の起点になるんだと思います。
自分や環境を今より良いものにしていくための。

 

 

 

例えば今、負けていたりしんどかったりするとして、
それを「仕方ない」と言ってしまうと、何も変わりませんね。
守のままです。万年負けです。万年しんどいままです。
時たま勝ったりよくなっても、また戻ります。

 

 

 

今の状態から、頭と気持ちと身体を総動員して破って前に進んで、
二度と戻らないぐらい離れてやっと「糧にした」と言えるのでしょう。

 

 

 

やり方も考え方も、誰かから教わったものをベースに改良して変えて、
実践に足ることを証明して、誰かに教えられるレベルになる。
そしてそれを足掛かりにまた、違うことに取り組んでいく。
その繰り返しで、わたしたちは前に進み、新しくなっていきます。

 

 

 

その方法が正しいか間違っているか。
それは、やってみないとわかりませんよね。
正しいだろうと思っても結果、最善じゃないこともあるし、逆もしかり。
最善じゃなくても、勝ちに貢献することもある。将棋の一手一手と同じです。

 

 

 

どうせ蓋を開けてみないとわからないなら、
できるだけ早く、一手一手を試し始めた方がいいですよね。

目標は高く、遠くおいて。たどり着くための最適手を考えながら。
わたしたちなりの「守破離」実現しましょう。


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筆者:鳴海 研

化学メーカーにつとめる30代理系サラリーマン。
一人っ子として育てられたと思ったら実は違ったり、
借金で育てられたり家族が蒸発したり会社の先輩が失踪したり、
色々経験する中で辿り着いた、本当に生きたい人生とは。
あなたはどんな未来を実現したい?そんなことを書いています。

⇒鳴海研ってどんなやつ?

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