本気で糸振り回す、そんな人生を


「小粒・極小粒」「大粒・中粒」「ひきわり」「アメリカ」
これなんだ?

 

 

 

「ひきわり」で何となく想像できたかも。
はい、納豆です。お好きですか、納豆?

 

 

 

 

わたしは好きです。
ちなみに醤油派です。ネギと辛子を入れて。

 

 

 

世の中、何にでも品評会や競技会ってあるんですね。
全国納豆鑑評会。
第22回は京都で行われたそうです。
主催は「全国納豆協同組合連合会」。毎年開催。まじか。

 

 

 

結構ね、本気でやってますね。
評価項目は「外観」「香り」「味・食感」。
香りと味・食感はそのまま美味しさにつながるのでわかりますが、
外観って…?

 

 

 

と思っていたら、連合会の公式HPにちゃんと説明がありました。

 

「外観の項目で、大豆表面の納豆菌の増殖状況や
糸引きの状態などが評価されます」とのこと。
鑑評会の目的は、納豆の製造技術改善と品質の向上。
なるほど、納豆菌の働きで納豆になるんですものね、うん。

 

 

 

毎年色々なところでやっていますね。
新しい順に、京都(今年)、宮城、茨城、三重、栃木、青森、
北海道、京都、鹿児島、石川などなど。
いやー知らんかった。京都好きですな。

 

 

 

結果の講評もかなりちゃんとしてて、大学教授とか工業技術センターの
首席研究員とか、アカデミックなコメントもあります。
この人たち、本気で納豆に取り組んでます。

22回の優勝は、三重県の㈱小杉食品「日本の黒豆」。
今度食べてみようと思います。スーパーで買えるんだろうか。

 

 

 

また、鑑評の集計と並行してオモシロイベントもやっています。
「世界納豆まぜまぜ選手権」「世界納豆のびのび選手権」
公認、非公認のゆるキャラはくるわ、ミス納豆はいるわ。
なにこれ今まで知らなくて損した。

 

 

 

「まぜまぜ選手権は、納豆を混ぜる動作の美しさと混ぜる回数を競う」
時間は1分間。美しく混ぜるってなんだ(笑)
2名1組で競い、今回の優勝まぜまぜ回数は67回。
1秒に1回ちょい。意外とゆっくりなんですね。

 

 

 

「のびのび選手権は、混ぜた納豆から伸ばした糸の長さを競う」
そのままですね。引いた糸はどうするんだろ。床に落とす…?
今回の優勝記録は12.1m。すごいな。そんな伸びるのか。
コメントに、優勝者が「納豆の糸を引く姿がとても麗しく」。

 

麗しく、だと…?いやー、是非動画が見たい。

 

 

 

なんというか、こういう事を大真面目にやれる人って、
懐深いと思います。
納豆産業の技術向上と普及促進という視点では、
鑑評会は確かに役割があるのでしょう。

 

 

 

でも、まぜまぜ選手権とのびのび選手権は…
完全に楽しんでやってますよね(笑)
納豆の普及というより、納豆の楽しい扱い方というか。
絶対、子供が喜んで真似します。

 

 

 

大人になると「現実的」という名の枠というか、縛りがつきまといます。
それは、世間や周囲が「大人とはこうあるべき」と望む、一般像です。
多くの場合、自分でもその枠に当てはまるよう行動して、
望まれる理想的な大人像に近づこうとします。

 

 

 

が、実は、実体のないものですよね。
文化や社会、評価する人によって変わるものです。
何かを楽しむ時や、自分が本当にやりたいことをやる時、
一番重要になるものではない。いいとこ四番目ぐらい。

 

わたしはそう思います。

 

 

 

大人が、お金とエネルギーを存分に傾けて楽しんでいる姿って、
人の心を惹きつけると思います。輝いて見えますし、羨ましい。
「しょうもないことをして」と冷静な顔で、大人ぶってしまうより、
ずっと魅力的だと感じます。

 

 

 

プライベートでも、仕事でも。
追うべき責任は果たさなければいけませんが、
いいじゃないですか子供っぽくたって。楽しんだもの勝ちですよ。
わたしもそうありたい。心の底からそう思います。

 

 

 

大人がねばねばねばねばと真剣に遊んでいる(?)姿を見て、
そんなことを考えました。
納豆も食べたくなりました。

世の中にはヒントがいっぱい溢れていますね。


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筆者:鳴海 研

化学メーカーにつとめる30代理系サラリーマン。
一人っ子として育てられたと思ったら実は違ったり、
借金で育てられたり家族が蒸発したり会社の先輩が失踪したり、
色々経験する中で辿り着いた、本当に生きたい人生とは。
あなたはどんな未来を実現したい?そんなことを書いています。

⇒鳴海研ってどんなやつ?

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